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【 Sweetback / Stage 2 (2004) 】

「Lovers Rock」「Love Deluxe」・・・「Diamond Life」と久しぶりにSadeのアルバムを遡って聴いていたのだが、やはり自分が感覚的に惚れ込んでしまう女性ヴォーカリストたちを辿ったその先には、Sade Aduという大きな存在があるということを再確認できた。誤解を恐れず言うと、自分はSadeを「起点」として様々な歌声に接してきたのではない。あくまでフェイバリットを追って来た「着地点」がSadeだったというまで。わかりにくいか。
的確に証明してくれるのがSweetbackだ。Stuart Matthewman中心に、Andrew Hale、Paul Desmanの3人から成るユニット、いわばSadeからSade Aduを抜いたバックバンドがSweetbackなわけだが、彼らが96年にリリースした1stでヴォーカルに迎えていたのがAmel Larrieux(とMaxwell)であり、そしてなんと、8年ぶりの2ndで大々的にフィーチャーされたのが、同年のソロ作「Strange Flower」でメロメロにさせてくれたNaked Musicの美しき歌姫・Aya!―これで、点と点が線で結ばれた。もう完全にMatthewmanにしてやられたというか、自分など彼の掌で踊らされてたにすぎなかったのだ。

西海岸のハウスレーベル・Naked Musicの看板シンガーとして一部で話題になっていたAyaの歌声を、Mark Ronsonのアルバム収録の"High"で初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。艶っぽさ、透明感、浮遊感、清涼感、包容力、ノスタルジー・・・大げさに言えば、自分が「女性ヴォーカル」に求めるほとんど全ての要素を兼ね備えていると言っても良いくらいだった。また、彼女は女優経験もあるほどの、オリエンタルな美貌の持ち主でもある(シンガポール系/アイリッシュ・スコティッシュのハーフ)。もう完璧。文句なし。

"Things You'll Never Know"

ハウスフィールドで重用されていただけあって、機械的に脈打つビートにAyaの歌声が乗ったときの心地よさは筆舌に尽くしがたい。彼女の、ヒンヤリとした感触の歌声は、躍動するリズムを優しく包み込んでゆく。そこで無機質にビートと同化してしまうのではなく、しっかりと体温を分け与えて、楽曲全体に人間的な優しさと美しさを添えられるのが彼女のスペシャリティだ。ここにGroove Theory時代のAmel Larrieuxを重ねるリスナーも少ないないはず。Ayaは確実に、Amelのスタイルをその神秘性と共に受け継いでいる。

一方で、情感を表面に押し出すタイプの曲("Lover")では、まだ自らの声の持つ特徴を楽曲に合わせて上手くコントロールできてない印象。なかなかデリケートなポイントかもしれないが、逆にここを越えれば、彼女がAmelや、延いてはSade並みの評価を得るようになることも難くないのではないかと本気で思うのである(彼女自身そこを目指してるのかは別にして)。Matthewmanは、Sadeとはまったく別の音楽をSweetbackとしてサイドという形でやりつつ、明らかに、そこにSade Aduの面影を追い求めているようだ。Ayaの質感をSadeの作品群と比較しつつ聴いていると、新しい世代にSadeを探した結果に、彼女が抜擢されたようにしか思えなくなってくる。アンビエント系インスト中心で攻めた実験的な1stから、Ayaを大々的にフィーチャーした歌心溢れるこの傑作2ndときて、そろそろ次作が楽しみになってきた。今回の延長上で行くならGoapeleあたりを客演に迎えるのはどうかなと提案してみるが、今一度SweetbackのサウンドでAyaの声が聴きたい。

しかし、今思うと、Ayaに堂々とディスコファンクをやらせたMark Ronsonは一体何を考えてたのだろうか。楽曲の出来も最高(?uestloveもドラム参加している)だが、これにAyaのヴォーカルを乗せようとは普通思わないだろう。しかし、そのギャップが意外とハマって、Ayaのヴォーカルの存在感を一層引き立たせた結果、彼女にベタ惚れしてしまった自分がいるわけなので、やはりMark Ronsonは天才だった、という結論にたどり着かざるを得ない。彼について書くと止まらなくなるので、今回はここでやめておく。代わりに・・・

Mark Ronson Feat. Ghostface, Trife & Nate Dogg / "Ooh Wee"
2003年の単独名義アルバムからのヒット。この年のマイベスト・シングルの一枚。3月発売の2ndアルバム(カバー作)「Version」も楽しみでしょうがない。Ronsonが手がけた"Littelest Things"もヒットさせたLily Allenも、Kaiser Chiefsのカバーで参加。
| Today's Disc (R&B) | comments(3) | posted by tippee |
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comment
Ayaの「Sean」は、Miguel Migsのリミックスでですが去年の夏ごろよく聴いていました。そっかー、Sade Adu〜Amel Larrieux〜Ayaか。ミッシングリンクみたいだ。Sweetbackってユニットは知らなかったけど(というか、Sadeも殆ど知らないようなもの。1枚何かアルバム欲しいんだけど)。

「Ooh Wee」初めて曲を聴いたけどいいですね。もっと早くチェックしときゃよかった。なんだかんだでLily Allenが気になるので3月のアルバムも覚えとこっと。
| skg | 2007/02/02 11:51 PM |
☆Skgさん

Ayaの楽曲はホントに夏にピッタリだと思いませんか!? 自分は一年通して聴いてますが、夏の避暑盤としておススメしたい一枚です。

Sade未体験でしたら、ここはひとつ、Sweetbackの方から聴き始めてみるのもいいかもしれませんよ。特にSkgさんのようなハウスに造詣の深い方なら、そっちの方が入り込みやすいと思います。自分は、これだけ語ってきたようにAya参加の2枚目が好きですが、Skgさんならアンビエントな1stの方もすんなりイケるんじゃないかなぁ。

Mark Ronsonのマイスペ(http://www.myspace.com/markronson)では、既に、ODB迎えたブリトニー"Toxic"のカバーやLily Allenの"Smile"リミックスなど聴けますね。もうマジで楽しみです。前も書きましたが、Lily Allenには今後も色んな使い道がありそうです。Kaiser Chiefsのカバーも昨年秋には流れてましたが、まあ良かったです。
| tippee | 2007/02/03 10:59 AM |
忘れてた。一応リンク貼っておきます。

Lily Allen / "Oh My God"
→(http://hype.non-standard.net/track/223341)

USにもシングルチャートに上陸してましたね。
どうなるでしょうか。
| tippee | 2007/02/03 11:09 AM |




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